足の裏にできる痛い魚の目!魚の目の原因と取り方や治し方について

鶏眼(けいがん)、一般的には魚の目(うおのめ)は、足の裏の縁に好発し、骨の隆起している場所や、特に薬指と小指の間に生じます。タコ(胼胝腫[べんちしゅ])やイボ(尋常性疣贅[じんじょうせいゆうぜい])と違って、圧迫すると強い痛みが起こるのが特徴です。

魚の目は、機械的刺激をたえず受けることが原因で発症し、徐々に皮膚の深いところにまで進入して、硬い芯を作ります。

そのため魚の目の予防には足に合った靴選びが大切となります。靴は余裕のある大きさのもので、ハイヒールよりローヒールが望ましいでしょう。魚の目の痛みの強いときは、長距離歩行や砂利道、山道などの歩行は避けるようにしましょう。

欧米ではかなり以前から、“足の美しさを保ち、足の健康を守ることで、快適な日常生活を過ごす”、という観点に立った「フットケア」が進んでいます。いろいろな製品も開発され、日本でもスーパーや薬局等で売られていますので、靴に当たる部分にパッドを貼るなど、こういった商品を使用することで痛みを軽くしたり、予防することもできます。

魚の目の取り方や治し方

魚の目の治療法には、①角質溶解剤(スピール膏)の貼付、②外科的切除、④冷凍凝固法、④電気凝固法などがあります。現在、一番よいと思われるのは、市販薬であるスピール膏を約1週間貼付してから、メスで柔らかくなった部分を削り、魚の目の芯を中心に、液体窒素による冷凍凝固法を数回繰り返し、その後パッドで予防する方法です。

液体窒素による冷凍凝固法は、施術中は強い痛みを伴い、また低温火傷で魚の目を壊死させるために行うので、水ぶくれや内出血が生じることもあります。また、施術が終わった後もジンジンするような痛みが治療後に暫く続きます。

この一連の治療法はタコやイボにも効果があります。外科的切除は、特に足の裏は治癒までかなり時間がかかるので、あまりおすすめできません。それに自家治療で深く削ると、細菌感染を起こし、歩行困難になることもありますので注意が必要です。

一般に、タコや魚の目は悪性化しませんが、足の裏は悪性黒色腫(悪性度の高い皮膚がんで、“ほくろのがん”と言われている)・有棘細胞がん(ゆうきょくさいぼうがん:皮膚 表皮の中間層を占める有棘層を構成する細胞から発生するがん)など、の悪性腫瘍が生じやすい部位ですので、判別・診断を確実に行っておく必要があります。

自己判断をせず、皮膚科専門医を受診してください。