ベトメディン 驚きの効果と気になる副作用は?|犬用の慢性心不全の薬

ベトメディン』は、ピモベンダンを有効成分とした犬の慢性心不全用の薬です。『ベトメディン』は、ドイツの大手製薬会社の「ベーリンガーインゲルハイム」が製薬しています。


その日本法人はベーリンガーインゲルハイム ジャパン株式会社が持ち株会社として、傘下に日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社(医療用医薬品)、エスエス製薬株式会社(OTC医薬品)、ベーリンガーインゲルハイム ベトメディカ ジャパン株式会社(動物用医薬品)、ベーリンガーインゲルハイム製薬株式会社(医薬品製造)の4つの事業会社を統括しています。

『ベトメディン』犬用 薬の効果は?

『ベトメディン』は、犬の慢性心不全用の薬として、有効成分のピモベンダンを含有しており、僧帽弁閉鎖不全による慢性心不全に伴う症状の改善に用いられます。

ベトメディン 犬の慢性心不全用の薬として、有効成分のピモベンダンを含有の薬

『ベトメディン』の主成分のピモベンダンは、心筋細胞内の細胞収縮にかかわるタンパク質のカルシウム感受性をあげることにより、心筋の収縮に必要なカルシウムを効率よく生体で利用させ、心臓の収縮力を高めることで、息切れや息苦しさなどの症状を改善する効果があります。(強心作用)

また、血管内皮細胞内にあるホスホジエステラーゼという酵素の活性を抑えることで、血管収縮作用を抑制し、そして血管を拡張することで心臓への負荷を軽減します。(血管拡張作用)

『ベトメディン』の効果を確かめるために、はヨーロッパの5ヵ国、11施設で実施された臨床試験において、僧帽弁閉鎖不全症に伴う犬の心不全症状を緩和し、病状を改善することが明らかにされています。

『ベトメディン』犬用 薬の副作用はあるの?

『ベトメディン』は、重い副作用の起きることはめったにない薬ですが、薬を服用し始めたころの初期症状に念のため注意が必要です。

初期症状の場合、軽度の副作用として、動悸(ドキドキ感)が起こることや食欲不振、嘔吐、めまいといった症状を引き起こす場合があるとのこと。

特にこのような副作用の症状が見られるのは、初めて『ベトメディン』を服用する時が多く、薬を服用し続けていると、いずれ体が血圧の変化に慣れていきますので、症状もだんだん治まってくるはずです。

心臓病(心不全)の犬に長生きしてもらうために

犬にとって心臓病や腎臓病は、一度発症してしまうと完治の見込みがない病気といわれています。

犬の慢性心不全用薬「ベトメディン」 効果と副作用は?

ペットのいえども、今まで一緒に暮らしてきた家族同然の存在ですから、心臓病ということが分かると、飼い主さんにとってショックなのは当然です。

ただ、諦めるのはまだ早く、対処次第で、愛犬に少しでも長く元気に生きてもらうことが可能です。

それには、心臓病という病気のことをきちんと理解することが必要です。


心臓病を改善していくうえでの基本というのは、興奮する、運動する、強心作用のある薬を使用するなど、心臓に負担をかけることをしないという「心臓を安静に保つこと」です。

しかし一方で、長く生きるためには、強心作用や血管拡張作用のある薬の使用によって「心臓が正常に働かないために起こる体の諸症状を改善する」ことも必要です。


つまり心臓病は、心臓への負担を減らすことが大切ですが、適宜、薬の使用が必要になる場合も多いということです。

『ベトメディン』は近年発売された心臓病の薬ですが、安価うえに、心臓への負担が少なく、重大な副作用のない、使いやすい薬といわれ、多くの獣医師の方が使われています。


心臓病とはいえ、飼い主さん自身が落ち着いて、犬が一緒になって病気と向き合うことが、ご機嫌で毎日を過ごし長生きを目指せる道なのかもしれません。


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■ 薬の使用用量
体重1kg当たり0.25mgを1回量とし、1日2回、朝夕おおよそ12時間間隔で経口投与する。

■ 錠剤を分割して服用される際は、下記商品の利用を推奨いたします。
⇒ 安全度の高い錠剤カッターを希望の方 ウルトラピルカッター
⇒ ピルケース付きで持ち運びたい方 ピルカッター
⇒ シンプルな錠剤カッターを希望の方 ブルーピルカッター